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川西~篠山ポタ(前編)
残り少ない夏を思いっきり楽しむぞー!
というわけで、丹波篠山まで走って来ました。このページを見て以来、ずっと試してみたかったコースです。
川西~篠山ポタ(前編)_d0024111_10322385.jpgJR川西池田駅に降り立ったのが朝10:30。陽はすっかり高く、路面温度もすでに飽和点に達している感じで、ちょっとした日陰でも、ありがたく思えるそんな陽気。ここから篠山までの県道12号線が本日のコース。とりあえず、道路標識に従って県道12号線を走り始めます。川西市街では「○○ケ丘」とか「○○台」などの住宅団地を結ぶ大動脈となっている県道12号ですが、自転車には非情なアップダウンが続きます。典型的な都市幹線道路です。
都市風景を進むこと約5km、FRETTA-Tにとんでもないトラブルが発生しました。
「げっ、BBのネジがゆるんでる!」
なんと、ペダルを踏むたびにBBの右わんが波打っているでないですか。

じ、実は・・・ポタの前夜、チェーンのクリーニングのついでに、チェーンリングやBBなどもばらしてお掃除したんです。たぶん、そのときの締め付けが甘かったのでしょう。つまり、トラブルの種を蒔いたのは自分・・・ガーン。受験勉強もメンテナンスも、直前ってのはよくないですね、まったく。
さて、BBのネジを締めるには、①10mmのアーレンキー、②クランク抜き、③300mm級のモンキーレンチ、④BB抜きという、超ヘビー級自転車ヲタ○しか持ってないような専用工具が必要です。もちろん、そんな工具、この場に持って来ているわけがない。さーて、どうしたものか。

川西~篠山ポタ(前編)_d0024111_10453750.jpgとりあえず、たまたま目の前にあった交番に入り、親切なお巡りさんに最寄りの自転車屋さんを教えてもらいました。自転車屋さんまでは、コースから離れて東に2kmくらい。お巡りさんの指示通り、しばらく行くと、きれいな川に出て、さらにその川沿いを進むと、目的の自転車屋さんがありました。

自転車とバイクを扱う老舗という雰囲気の店構えで、店主は70歳前後のおっちゃんでした。跳ね上げ式の老眼鏡が、妙にはまってます。早速、事情を説明すると、おっちゃんは「できるかどうかわからへんで~」と怪しい笑みを浮かべながら、FRETTA-Tの横にドカッと座りました。続いて「兄ちゃん、自転車抑えといてもらえるか」と、アシスタントを仰せつかりました。ちょっと不安になりながら、祈る気持ちでおっちゃんの作業を見つめます。しかし、そんな不安は一瞬で解消されました。まずは、工具箱。BB抜きやスプロケット外しなど、すぐに迷子になりそうな工具がきちんと整理されています。そこから、迷うことなく工具を取り出しては、次々に作業をこなしていきます。さすがはプロです。終いには「BBってのは、右は思いっきり締めとかなアカンで。左はその9割くらいの力で構へんけどなー」とレクチャーを受けました。というわけで、あっという間に作業完了です。お値段は、レクチャー込みで、事前交渉通り¥1,000でした。

ついでなので、おっちゃんに篠山までのルートを確認。すると、店の前の川沿いの道は県道12号の旧道で、走るならこっちの方がいいとのこと。それはいいこと聞きました。まさに怪我の功名です。実はおっちゃん、『郵便ポスト』のマニアらしく、「篠山にいったら、○○に古いポストがあるで」とか教えてもらったり、ものすごく古そうなポストの写真を見せてもらったり、ちょっと楽しいひとときでした。別れ際におっちゃん「二度と会うことはないやろうけど、またなー」って見送ってくれました。『かわばた自転車』のおっちゃん、ありがとう。

後編に続く)
by なのだ | by hi-nanoda | 2006-08-26 23:30 | ポタリング
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