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60T化なんとか成功(後編)
前編より続く)
60T化の成功に至るまでにぶち当たった問題点の続きです。

BB
これは、なのだのFRETTA-T固有の問題かもしれませんが。。。。
外側に寄ったチェーンラインを内側に補正するには、BB周りをいじるしかありません。y-motoさん、セイジさん、東葛人さんのアドバイスの通り、軸長の短いBBに交換するという方法が、常套手段のようです。先週金曜日に相談に行ったショップでも同じことを言われました。あきらめ半分でショップの中でBB探しを始めたその時です。一台の売れ残りのFRETTA-T(なのだと同型モデル)が目に留まったのです。視線は、自然とBBに行きます。
「あーーーーっ!」
なのだのFRETTA-Tと、明らかに雰囲気が違うのです。

60T化なんとか成功(後編)_d0024111_135636.jpgすかさず、なのだのFRETTA-Tを持ち出して、店員さんに「この違いは何?」と尋ねました。
「あぁ、スペーサーが入ってますね」
『何ーーーーっ!? こ、これがスペーサーだったのか・・・』
なんて、恥ずかしいことは思っても口に出せません。替わりに、次の質問を投げかけました。
「なんで、自分のには、スペーサーが入っているんでしょう?」
「必要だったからではないでしょうか?」
おーい、なんてそっけない返事なんだ。でも、購入店ではないので、分からないのも当然かも。なのだのFRETTA-Tは、購入時に9s化したのですが、恐らくそのときスペーサーを入れる必要があったのでしょう。でも、チェーンラインが外に寄りすぎて困っている現状では、スペーサーの存在が問題を拡大しているのは明らかです。

BB選びは、とりあえずお預け。替わりに、BB周りのツール(コッタレス抜き、BB抜き)を購入して、一目散に帰宅。はやる気持ちを抑えて、その日はBB周りにCRC-556をたっぷりかけて就寝、Zzzzz。
翌日土曜日、あのいまいましいスペーサーを外すため、もうとにかく一心不乱に分解しまくりました。そして、無事にスペーサーを外しました。そのスペーサーを地面に叩きつけ『この、この、このーっ!』と3回くらい足で踏んづけると、気持ちがスッキリしました(ウソ)。
アセンブルも、無事に終わり、さぁ、テスト、テストっと。。。。

リアディレイラーのゲージの長さ
スペーサーを外したことで、チェーンラインは1mmくらい内側に寄ったはず。さぁ、テストです。
9速、8速、7速・・・と1段ずつ慎重にシフトダウンしていきます。そして、問題の2速。
ヨシッ!チェーンはどこにも干渉していません。そしてそして、最後の1速『カチッ』。
『ギーーーーーーッ』
え?なになに? 何がどうなったのか、リアホイールが止まってしまいました。
60T化なんとか成功(後編)_d0024111_1335450.jpgなんと、RDのゲージがタイヤサイドに擦ってるではないですか!60T化でチェーンの長さが変わったせいで、RDのテンションプーリーが、今までとは違うトレースを辿るようになったようです。解決方法は、2つに1つ。チェーンをもう2コマ延長して、テンションプーリーがあまり前に出ないようにするか、RDのゲージを短いものに変えるか。。。
実は、こーんなこともあろうかと、Shimanoの補修用パーツとして、XTのミドルゲージ用のプレートをストックしてました(イン/アウト合わせて¥1,630。イン側はXTRと共通パーツ)。正直に言うと、単に気分転換のつもりでストックしてたんですけどね。1mmの六角レンチさえあれば、簡単&格安でロングゲージをミドルゲージに交換できます。ミドルゲージであれば、どんなチェーンの長さでも、タイヤに干渉することはありません。ただ、折り畳んだときのチェーンのたるみを吸収する能力は、ロングゲージの方が優れていますが、60Tの長~いチェーンにはロングゲージも歯が立たないので、結果オーライ。

というわけで、チェーンの干渉問題も、RDゲージの干渉問題もすべて解決です(34Tではちょっとだけチェーンがスイングアーム内側に擦ってますが、気にしない、気にしない)。


チェーン脱落防止ピン
折り畳み時に、チェーンリングからチェーンが外れるのを防いでくれるピンですが、60T化により使えなくなります。フレームにポッカリと空いたネジ穴には、ボトルゲージ用のボルトがピッタリと納まります。ボトルゲージ用のボルトは、多少のカラーバリエーションがあるところがGood! なのだは、しっかりブルーのボルトで違和感なく目隠しできてます。
by なのだ | by hi-nanoda | 2006-02-12 13:00 | 自転車グッズ
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