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60T化なんとか成功(前編)
60T化なんとか成功(前編)_d0024111_12553643.jpgだいぶ回り道をしてしまいましたが、なんとか60T化に成功することができました。
(34Tでは、多少スイングアームに擦りますが、目を瞑れる程度。)
それもこれも、brogを通じて、皆さんから貴重なアドバイスを頂いたおかげです。
この場を借りて、改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。

ここに至るまでにぶち当たった問題点をひとつひとつまとめてみたいと思います。

チェーンリング固定ボルトの長さ
純正FRETTA-Tのチェーンリングは、54Tのチェーンリングに加えて、チェーンカバー×2枚がクランクに固定されており、固定ボルトは長めのいわゆる「トリプルギア」用のボルトです。
一方、BAZOOKA製の60Tチェーンリングは、チェーンカバーがチェーンリングと一体加工(この加工もなかなか手が込んでいてすごい!)されており、クランクの固定部分は、ギア1枚分の厚みしかありません。なので、トリプルギア用のボルトをそのまま使うと、ボルトが長すぎて、チェーンリングを固定できません。
そこでセイジさんのアドバイス、60Tチェーンリングを固定するには、「シングルギア」用(ピスト用)のボルトが別途必要になります(アルミ製だと、5本セットで¥1,800)。あるいは、スペーサー替わりに、インナーにもう一枚チェーンリングを追加して、「ダブルギア」用のボルトで固定することになります。この方法だと、ナンチャッテW化に至ります。

チェーンライン
純正FRETTA-Tの54Tチェーンリングには、妙な小細工がしてあります。チェーンリング自体に、チェーンラインをオフセットするような細工がしてあります(ギアの歯が一方の面にちょっと寄っている。「ツライチ」になっていないって感じ)。チェーンリングをクランクのインナーに固定すると、チェーンラインはインナー側にぐっと寄せられますが、ギアの歯の小細工の分だけ、少し外側に補正されているというのが、純正FRETTA-Tのスペシャルな仕様です。
一方の60Tチェーンリングは、デザイン的にはクランクのアウター側に固定することが想定されています。しかも、ギアの歯に小細工はないので、チェーンラインは、素直にアウターギアのラインになります。
これら違いの結果、60Tではチェーンラインが純正より約3mm外側に寄ることになり、チェーンとスイングアーム内側とが干渉してしまう可能性が生じます。
検討段階では、チェーンリングの直径ばかりを気にして、このチェーンラインのズレは無頓着だったのですが、今回の大きな回り道は、ここが一番問題でした。


後編に続く)
by なのだ | by hi-nanoda | 2006-02-11 23:30 | 自転車グッズ
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